ケーキの原価って?
ケーキ屋さんの商品は大体売上の30%以内に原価率を抑えないと経営していけないといわれている。では、収まっているのか、というとこれが収まってはいない。
ケーキ屋の場合オーブンやミキサーなどどうしても初期の設備投資がかさむ業態であり、労働集約型で、人件費もかさむという利益を出しにくい業態である。
その割りに店舗は毎年出店が激しい業態でもあり、価格を上げづらいのでどうしても価格を取れる、チョコレートやマカロンが人気であるというのが現在の状況だろうか。
かつこの10年で原材料は20%ほど高騰し、下がることはないいだろう。
ケーキの価格が全体的に20%も上がっていないのに、材料、人件費が高騰していくとますます利益が出しづらく、おそらくこの10年でケーキ屋は半減するのではないでしょうか。
その中でどういう形態でお店をしていくのかというと、月並みではありますが、オンリーワンを目指していかなければりません。
ここでいう「オンリーワン」とは、自らの短所には目をつむり、とにかく長所をどこにも負けないナンバーワンにするということです。
このオンリーワンがなかなか難しいのです。
そもそも自分が思う強みと周りから見る強み(ニーズ)が違うからです。
私みたいに対して強みのない人間はどうしたらよいのか、それは回り、お客様のご意見を良く聴くということでしょう。
その上で自分がやりたいことを重ねていく。
この作業を続けていかねば、オープンしても長続きできないお店になってしまいます。